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自称ダンディ文豪(自称)
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20年という月日の重さを考えてみる。
その時生まれた赤ん坊であれば、立派に成人式を迎えるだけの年月だ。 赤子が全くの零から己を形作っていき、いっぱしの大人になるだけの月日。 そう考えると、それは決して短い年月ではない。 その間、それぞれがそれぞれの20年を過ごし日々を生きてきた。 20年前に紅顔可憐で青春まっただ中だった私(わたくし)達も何時の間にやらオバ不惑(オーバー不惑の略)のおっさんとなり、それぞれの生活の場でふんがーふんがー言いながら生きている。自分じゃさほど変わってないつもりでも、時折己の半生を返りみて、ああ、こんなところまで来ちまったと感慨にふけったり、洗面所の鏡に映る冴えないおっさんの顔を見ては俺も年取ったもんだと自虐の呟きをもらしたり。 そうだな。 20年も経てば人も大概変わる。はずだ。 昨晩の事だ。 ここ約束の地で3人の男達が会した。 皆、20数年前に津軽の地に集い蛮カラ学生寮で過ごした男どもだ。 一人は北陸石川の地より、一人は三重の地よりはるばる約束の地を訪れた。 そして私(わたくし)は約束の地で20年ぶりに再会する彼ら2人を待ち受ける。 変わってねぇーなぁー! そりゃあ、それぞれに年は食ってるさ。 それぞれの人生の場に戻ればそれなりの立場や顔があってしかるべきだ。 にも関わらず、最初は探り探りでも、直ぐに20年前の関係性に収束していく。 一人を仮に「てつ」としておこう。 彼は本名と縁もゆかりもない呼び名を当時から持っていたという稀有な経歴を持つ。旧制高校の流れをくむ蛮カラ寮の寮長を務めた程の論客であり、その冷静な外観とは裏腹な熱いハートを持つ男だった。それでいて彼は実に気さくに女性に話しかけることができた。純情可憐であった当時の私(わたくし)はその点が大変うらやましく、幾度も臍を噛むような思いを味わっていた。しかし彼の欠点は「それ以上先に進めない」という足腰の脆さであり、そこがちっとも変わっていなかったことが私(わたくし)にとっては大変嬉しかった。そんな彼も、今は二人の男の子を持つよき父である。 もう一人を仮に「I」としておこう。 彼は私(わたくし)とは別の階の階長を務めた人物であるが、寮生の中でいわゆる「お笑い系」の王道を進む生粋関西系の男であった。彼と私(わたくし)の間には、名づけて「O・I事件」と呼ばれる事件があった。詳細は「残雪の蛮カラ」でいつの日かご紹介できたらいいのだが、その「O・I事件」の後処理として前に記事を上げた「日本海側青春18キップの旅」に繋がっていくのである。とにもかくにも、数十年来の懸案であった「O・I事件」の真相が判明し、私(わたくし)としては大変すっきりした。また彼は寮の名物行事「観桜会」の仮装で、今だったら放送倫理機構に引っ掛かってしまうような公衆良俗に反する仮装をしでかしていた。そんな彼も、今は二人の女の子を持つよき父である(大笑)。 ナンセンス。 酒の一滴は血の一滴。 寮歌、階歌。そして出身。 刷ッティング。綴ジリング。基本方針。 ストーム。追いコン。観桜会。 エロス、エロス。そしてエロス。 数十年来記憶の奥底に仕舞い込まれていた単語が、やにわに姿を現し私(わたくし)の眼前に夢幻の如く舞い踊る。前時代的な気風を懐かしむのでなく、若かった自分を誇るのでなく、ただ今の自分を形作ってきた基本パーツの一個一個を愛おしむ。それは地の下に埋もれ普段は目にすることもできないが、確かに今の私(わたくし)を私(わたくし)たらしめる土台の一つだ。 時間は記憶を風化させるだけの存在では、決してないのだろう。 あの頃の記憶が経年変化によってより一層輝きを増し、その経験の持つ本当の意味を教えてくれているのかも知れない。そんな気がしてならない。 ともあれ 楽しい再会でした。 どうやら旧知の寮生何人かはココのブログを見てくれている模様ですね。 うひー。お恥ずかしい。でも近況報告でも頂けたら嬉しいですね。はい。
by e_vans
| 2009-05-24 13:55
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