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自称ダンディ文豪(自称)
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話の脈絡がつかめない方は朝がくるまで君を探しているの下からお読みください。
僕は夜の町をひたすら逃げ続けた。 naoya.(どっと)やマツケンや格闘家達から、 ただひたすら逃げ続けていた。 僕のほかに街に人気(ひとけ)はない。 本当に町は乗っ取られてしまったのだろうか? 僕は小さな路地に入り、ゴミ箱の陰に身を潜める。 心臓が早鐘のように鼓動を打つ。 ダメだ、もう走れない・・・ 「”あにき”ぃぃぃ!!! どこ行ったんっスかぁぁぁ!!!」 naoya.(どっと)の声だ。まだ僕を探している。 大通りを駆けていく大人数の足音が聞こえる。 ゴミ箱の陰からそっと顔を出して様子をうかがってみる。 将軍様が白い馬に乗って駆けていくのが見えた。 このままココに隠れていただけではいずれ見つかってしまう。 僕は一団が通り過ぎるのを待って、再び駆け出した。 でも、普段の運動不足から足がいう事を聞かない。 いくらも逃げないうちに、僕は道に倒れこんでしまった。 もう限界だ・・・ このままnaoya.(どっと)とハッスルナイトを過ごすのだろうか? と、その時・・・ すると、どこかで聞いた事のあるトランペットのファンファーレが聞こえてきた。 ちゃららぁー ちゃーらちゃちゃー ちゃらら ちゃららぁー 道の向こうに、 ライトを背に逆光になっている人影が見えた。 目を細めて見ると、着物を着ているようにも見える。 なんか、口に糸くわえているんですが・・・ 「お困りのようですね。」 「わ、ビックリした!誰?あんた??」 彼は、ラジカセのストップボタンを押して近づいてきた。 その顔は・・・。 「な、中条きよし・・・?? ってことは・・・ 必殺仕事人??」 「私は"必殺お仕置き人”です」 勇次の格好をした中条きよしが、三味線の糸をくわえながら寄ってきた。 「い、いきなり何ですか?」 「あなたに代わって憎い人をお仕置きします」 また変なのが出てきた。 もうこれ以上関わらないほうがいい、僕は今までの経験上、そう直感した。 「ちょっと先を急いでますので・・・」 「心の中に晴らしたい恨みはござんせんか?」 「すいません、今はちょっと・・・」 「まぁ、そうつれない事言わずに。」 「急にフレンドリーになるんですね」 「今ならもれなく『うそ』のカラオケもついてきます」 「カラオケはいりません」 「サービス特価でご奉仕します」 「追っ手が来ちゃいますので、失礼します。」 勇次を無視して走り出そうとしたところ、後ろから首に何かが巻きついた。 うぐっっっ・・・ よく見たらそれは三味線の弦だった。 「げっ!!どうして私を始末するんですか!!」 「お話聞いてください。」 「ああ、もうそこまで言うなら・・・僕、今追われているんです。」 「じゃぁ、こんな復讐はどうでしょう?小指の思い出」 「何ですか?その演歌のタイトルみたいなの?」 「タンスの一番下の引き出しを少しだけ開けておいてですね・・・。」 「で、どうなるんですか?」 「小指をぶつけやすくしてきます」 「せこい復讐ですね」 「泣くほど痛いです。では、これはどうですか?世界の中心で愛を叫ぶ」 「なんか泣きそうなタイトルですね」 「これは私が笑っていいともの『アルタの中心で愛を叫ぶ』に出て、告白します」 「確かに恥ずかしいけど、無意味じゃありません?」 「これはどうでしょう?水兵の月」 「なんですか?それ」 「月に変わってお仕置きします」 「○ーラームーンかい?!なんかバカバカしくなってきました。」 「お気に召さないですか?」 「ってか、急がないと見つかっちゃうんです!!」 「では、仕方がありません。奥の手です」 「???なんで着物脱いでいるんですか???」 「夜のおとぎをさせていただきます。」 「なんで、そうなるんですか!!!」 そうこうしている間に、追っ手の足音が近づいてきた。 「げっ!!もう追いつかれてしまったじゃぁぁないですかぁ!!!」 「それが、さる方からの依頼でしたので・・・」 僕は着物を脱ぎかけた勇次を振り払い、またまたまた夜の町に駆け出した。 その時、僕は思っていた。 書いているのは楽しいけど 後で見直すと なんてばかばかしいんだろう、と・・・
by e_vans
| 2004-10-13 20:43
| 朝がくるまで君を探している
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